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2017年10月23日
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ユーザビリティとSEO

2010年04月08日

ユーザビリティ(usability)とは、見やすさ・分かりやすさ・使いやすさを意味しますが、具体的に何を意味するか、これは個々人の考えによるものと思います。


今日は、最近のSEO動向から物思うところがありましたので、これについて書いてみたいと思います。


例えば、当社のような不動産の物件情報のサイトの「使いやすさ」を考えると



1.希望する条件に合致する物件を早く探せることに長けている
2.特に希望はないが、一覧性に優れ、その中から自分の希望を探すことに長けている
3.気になる物件を見つけた時に素早く問い合わせができる
4.問い合わせから回答までのシステムが確立している
5.物件の位置・形状・構造が分かる
6.物件の周囲の状況が分かる
7.物件購入、賃貸の際の手続き、フローが分かる
8.その他注意すべき点等が分かる
9.ソート(並び替え)機能がある


などなど、色々考えることができますが、例えばの「早く探せること」
これには、トップページから1クリックで目的の物件グループのページへ飛ばせることや、各ページに検索機能を付与することが考えられます。

検索機能を付与することは、それで抽出されるページは動的なページになるでしょうし、動的なページを嫌って、静的なページを大量に設け、1クリックで目的のグループへ飛ばせることは、トップページに発リンクを多量に設けることになり、現在の検索エンジンの動向から考えるとSEOに良いとは考えられません。


しかし、SEOはあくまで過程にすぎず、結果はコンバージョン(成約・問い合わせ)であるため、「上位表示」と「使いやすさ」を別に考えなければならないと思います。



ユーザビリティを向上させるとSEO(ここでは狭義として上位表示)にもなるか。


これは業種・業態・スタイルにより異なるところだと思いますが、ここに明確な一線を引かないといけないと思います。


1年ほど前のSEO
ですと、当社HPの場合、ユーザビリティの向上=SEO効果、つまりユーザビリティを考えてHPを改善することはSEO効果にも繋がるという「正の関係」があったように思えます。
しかしながら、現在の検索アルゴリズムですと、必ずしも正の関係にはない、むしろ負の関係にあるようにも思えます。


当社の業態では、複合キーワードが1番コンバージョン率が高いため、ユーザビリティを考慮しないならば、SEOで上位表示は比較的たやすいものです(もちろんSEO知識があることが前提です)。


ただし、上位表示されたからといって、ユーザビリティに欠ける場合は、問い合わせ・成約は考えられないでしょう。上位表示された直後にはアクセス数は激増するでしょうが、次第にアクセス数は減少していくものと思われます。


アクセス・コンバージョンの継続的な微上昇傾向を保ちつつ、順位を上昇させることが、継続的なHP運営には求められ、そのバランスを見ながらSEOをすることが重要であり、最も困難なところではないでしょうか。


当社の場合、「不動産 SEO」ということで不動産に特化したSEOですが、一般のSEO会社は、幅広い業界の専門的知識が要求され、頭を悩ませていることと思います。



さて、ユーザビリティですが、「サイトの使いやすさ」だけにどうしても考えが集中しそうですが、私はもっと範囲を広げて考えています。


1.検索エンジンで上位表示させること自体がユーザビリティの向上ではないか。


これは、HPを見るところから始まるのではなく、まずパソコンに向かって検索エンジンで検索するところから始まると考えることです。

あるサイトを見るとき、検索エンジンで検索、お気に入り・ブックマークから選択という2つの行動が考えられますが、どうでしょうか、自分に当てはめて考えてください。

お気に入り・ブックマークへの登録は、当該サイトを数回見た後で、面倒になってから初めて登録しませんでしょうか。私だけでしょうか?(笑)

お気に入り・ブックマークへの登録者が、既にそのサイトのだいぶ前からのリピーターである場合が多いならば、まだ登録していないリピーターの方、新規の方は当然に検索エンジンで探すことになります。

この場合、検索したのに「いつも見ていたサイトがなかなか表示されない」となった場合、最初のうちは探していただけるでしょうが、そのうち離れていってしまうと思われます。

「お目当てのサイトをサッと検索できる」事も、ユーザビリティの観点では大切なことだと思います。


これはユーザビリティの向上>SEO効果というベクトルではなく、SEO効果>ユーザビリティというベクトルです。この場合は、SEOとユーザビリティは「正の関係」にあると言えます。



2.サイトのコンテンツの配置、デザイン等を変更しないこともユーザビリティではないか。


これは、既にリピーターとなった方に対してのユーザビリティです。

リピーターの方は、現状のサイト状態が自分にあっていると思うからこそ繰り返し見てくれるのであって、これはZの法則やFの法則といった心理面での合致や、彩色・言葉使いの嗜好といったもの、知り合いのHPという「ひいき目」、広告やTVの依存効果、単純に良いサイトだと思っての行動等、動機は様々だと思いますが、

繰り返し見るということは、そのサイトの配置・使い方を覚えるということであり、回を重ねるに従ってリピーターの方自身でユーザビリティの向上を図るといった作用が発生すると思います。


こういった場合に、当該リピーターの方を無視して新規の方だけの使いやすさを考慮した変更をすると、思わぬ弊害が生じるかもしれません。


ですので、私はSEOをするときは、極力、現在の配置を変更しないような対策を心がけています。
当ブログを見て、当社不動産部のHPのソースを確認された方はいらっしゃると思いますが、「ソースを大胆に変更しても、見た目はあまり変わらない」と気づかれた方もいたと思います。

ソースを変更すると、どうしても見た目は大幅に変わってしまうものですが、CSSで制御すれば、少し面倒ですが可能となります。CSSは、トップページ自体の容量の削減・記述の簡潔さという利点の他に、こういった効果もあるのではと考えます。


これは、消極的ではありますが、ユーザビリティを固定(結果として特定の方だけユーザビリティ向上)しつつSEOを行うことと言えます。この場合も、ユーザビリティとSEOは正の関係にあると言えます。



色々と書きましたが、ユーザビリティとSEO(検索順位)、どちらかが下がってもどちらかが上がれば問題ないでしょうが、どちらも下限というものがあるでしょう。その境界線をしっかり決めた上で、双方のバランスを考え、忘れてはいけないアクセシビリティ(主にパソコン環境の違いによる利便性)を考慮してSEO対策を行う。


うーん。大変。もって生まれたバランス感覚・センスが要求されるような感じがします。
SEOを通じて、ここらへんのセンスが磨かれたらいいなと思います。

 

 

 

 

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